一橋祭運営委員会 受験生応援掲示板

えりんさん、こんにちは。法学部１年のやすむろです。

私も同じく世界史選択だったのでその経験をふまえてお答えします。
過去問は早くから手をつけた方がいいです。今日から始めてもかまいません。通史が終わってなくても大丈夫です。終わってなければ、過去問から学習すればいいと思います。なぜなら、一橋の世界史には明確な傾向があり、過去問にそって勉強した方が効率がいいからです。（ただ、私は夏休み中に第二次大戦終了までを終わらせ、９月から過去問を始めました。）早慶のような一問一答と違って、一橋のような大論述では「流れ」がわかってないといけないので、過去問を解いていくことで「流れ」がわかるようになります。論述の勉強は過去問15年分で十分です。他にやるとしたら、『一橋大学への地理歴史』ぐらいで一般の論述問題集はやる必要はないです。なぜなら、傾向は異なるし、小論述は大論述と求められていることが違うからです。

過去問を解くときの私の勉強法を以下に紹介します。予備校の先生に教えてもらった勉強法で、ぜひ参考にしてみて下さい。
まずは問題文を読みこみ、この問題で問われていることをひとことであらわしてみます。例えば、2015年度の第１問なら「カールの戴冠」です。そしたら、解答・解説を読んでしまいましょう。この時、論述ノートを作りましょう。大問１つにつき見開き２ページを使って最初の見開き１ページの左側に問題をはり、右側に解答・解説を熟読した上でのフロチャート（模試における採点基準のようなもの）を書きます。次の見開き１ページの左側に実際に自分で論述を（フロチャートを作った後に見ないで）書いてみます。右側に解答を貼り付けます。これで論述ノートは完成です。実際に自分で書いた論述は、分かりづらい所がなかったかどうか予備校や学校の先生に添削してもらいましょう。そして、試験直前までフロチャートを何度も見返して流れを覚えてしまいましょう。

こうして過去問を解いていくうちに一橋大世界史の明確な癖がわかるようになっていきます。そしたら、その分かった癖にそって勉強しましょう。第1問なら、中世ヨーロッパ史のうち出題されていないテーマのフロチャートを作るみたいなことです。例として、イタリア戦争やオランダ独立戦争などがあげられます。第3問なら、焼き直し問題が多く、できるだけ多くの過去問にあたっておくべきということです。そして、このフロチャートも試験直前まで何度も見返して流れを覚えてしまいましょう。

ただ、用語を暗記するときは一問一答をやるといいと思いますが、東進ブックスの『世界史Ｂ　一問一答完全版』のように流れがわかるものがいいです。

「一橋大学受験生応援ページ」の入試攻略情報の科目別アドバイスの世界史の部分も是非読んで参考にしてみて下さい。
一橋大世界史は日本最難関の難しさですが、頑張って勉強してください。応援しています！

法学部1年
ＷＥＢ担当・講演会企画者　やすむろ